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~プライバシーの仕事~
先週も当社のCIPP/Eトレーニングから認証合格者が一名うまれました。
嬉しい報告に、私たちスタッフ一同、毎回とても喜んでいます。
プライバシーの専門的なトレーニングを受けた人材が増えることは、デジタル時代においてとても大切なことです。
私たちは、ビジネスを加速するための安全装置としての役割を果たしています。
ブレーキがあるからこそ高速で車が走ることができるように、
プライバシーについてよく理解した専門家がいるからこそ、個人の権利利益を保護しつつビジネス活動を自由に行うことができます。
規制が強化され消費者の認識が高まるなか、
プライバシーへの正しい理解を持ち正しい行動を促せる専門家を持たない組織は摩擦が増え、ビジネスの失速を招きかねません。
組織におけるプライバシーの専門家の育成は重要な経営課題の一つと位置付けて良いでしょう。
今週はLINEヤフーのデータ漏洩がニュースを賑わせました。
こういったニュースを目にすると、「大手なのに」と眉をひそめる人もあります。
ただ、データ漏洩は人がかかわる限り発生するものと考えておいた方が良い気がします。
人はミスをするものだからです。
実際、日本でもデータ漏洩事案は多数発生しています。
個人情報保護委員会の公表している「令和5年度上半期における個人情報保護委員会の活動実績について」を見ると、
民間部門での4月から9月のデータ漏洩の通知は3,154件とされています。
わずか半年間の間にこれだけの通知が行われていることからもわかる通り、
データ漏洩自体は決して珍しいものではありません。
データ漏洩は発生するものです。
大切なのは、データ漏洩が発生したとしても個人への危害が発生しない安全設計を行うことです。
データの有用性を害さない形での仕組みの構築が求められます。
プライバシー強化技術(PETs)のテキストが出始める等、プライバシー保護のための技術スタックも準備されつつあります。
いろいろな失敗を経ながらも、世界は少しずつ前進していることを感じます。
世の中の変化を感じながら仕事ができるのも、プライバシーの仕事の面白いところです。
プライバシーの仕事は技術的な要素も多く含んでいます。
プライバシーマネジメントに本格的に取り組んでいる企業の話を聞くと、
プライバシーチームが法律的な背景を持ったスタッフとエンジニアの背景をもったスタッフから構成されていることがよくあります。
その目指すところは法的な要素と技術的な要素との橋渡し(ファシリテーション)をうまく行うことです。
私の個人的な感覚では、法務の背景、セキュリティの背景に加えて、
営業やマーケティングの背景を備えた人がいるのが理想的なチームのように思います。
法務やセキュリティの専門家はテクニカルすぎるケースも多くみられるので、
ソーシャルな要素もチーム内に持っておきたいと感じます。
データ系の新興テック企業では、現場と技術者、現場と法務担当者の間を橋渡しするポジションを用意していることもあります。
コミュニケーションを管理することで、サービス開発やセールスのスピードを落とさないということが意識されているようです。
彼らは世界中を飛び回りながら調整を続けています。
世界中を飛び回りながら仕事をしたい人や好奇心の旺盛な人には、こんなポジションは面白いかもしれません。
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