2023/5/17★寺川貴也が注目する最新NEWS TOPIC★

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~マイナンバーカードでのインシデントについて~

 

ニュースで話題になったように、マイナンバーカードでインシデントが発生しました。

https://www.ppc.go.jp/files/pdf/230510_shiryou-1.pdf

 

報告書では

「マイナンバーカードを使ってコンビニエンスストアで住民票の写し等の証明書を取得する『コンビニ交付サービス』において、横浜市の証明書について、申請者と別人の証明書が発行される事態が発生した。」

として、事件の概要を公表しています。

 

対策(まだ「案」の段階)としては

「富士通 Japan 株式会社のシステムを使用している地方公共団体での事態が頻発していること、また、同社のシステムを利用している地方公共団体は多くあることから、 多数の国民の個人情報及び特定個人情報に関わる重大事案であり、詳細な実態把握が不可欠である」

という認識を示し、

「1.横浜市に対して…報告徴収及び…に基づく資料提出の求めを、2.足立区及び川崎市に対して…資料提出の求めを、3.富士通 Japan 株式会社に対して…報告徴収を行う」

としています。

 

委託は委託元の責任で行うべき事柄で、委託先に対しても報告徴収を行いたいとしているのは少し驚きますが、

それだけ大きな問題だということの表れととらえたほうが良いのでしょうか。

また、2023年3月27日に最初のケースが発生しているのですが、

個人情報保護委員会の対応が5月10日まで対応案が公表されないという状況にも複雑な気持ちを抱かざるを得ません。

 

マイナンバー保険証でもインシデントが報告されています。

報道によると、マイナンバーカードの保険証に他人の情報が登録されていたといいます。

こちらはマイナンバーカードと健康保険を連携させる作業を行っている健康保険組合で生じたミスのようです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/224e0c6f5aa70d5db607a60b7db487379d4dba91

 

このニュースでは関係省庁のトップに質問をしています。

その回答が、日本の行政を象徴しています。

長いですが、引用しておきます。

 

————

▼松本剛明総務大臣

医療保険を管理・運営している保険者におけるデータ登録の課題になるものかと理解しており、厚労省で対応しているものと承知をしております

 

▼河野太郎デジタル大臣

事務的な保険者の手違いが原因と認識しております。詳細は厚労省にお尋ねいただきたい

 

▼加藤勝信厚生労働大臣

(Q.マイナ保険証で他人の情報があった事案の把握は)そういった事案があったことは認識しております。

入力時において、間違った形で行われていたところが問題だから、

そうしたことが起こらないように、今、起きているやつは是正をし、それから起こらないように、これからも注意していくこと

————

 

記事では、同様の事案が発生したときに問い合わせをどのようにすればよいかを確認しています。

その回答もまた、日本の行政を象徴しています。

 

————

▼厚生労働省

(Q.被害にあわれた方の対応する窓口は)実際にそうしたことを確認された場合、マイナンバーの総合フリーダイヤルがあり、

そうしたところにお問い合わせをいただくか、あるいは自身の保険者に問い合わせいただくとか、

そうした形で問い合わせいただいて、適切に対応させていただく

 

厚労省から伝えられたフリーダイヤルは、総務省かデジタル庁につながるものでした。

 

▼デジタル庁

(Q.対応窓口はこちらになりますか)ちょっと確認の方させていただきますので、お待ちいただいてよろしいでしょうか。

お待たせしました。確認させていただいたんですけど、こちらの窓口ではございません。

対応の窓口も、わかりかねます。

ご意見は、お伺いできるんですけど、どちらの窓口でというのは、わかりかねる状況

————

 

役所の事情で仕事の分担が決まっているように見えます。

しかし、被害を受けるのは個人です。

個人情報保護は個人を中心に行うことが基本なのですが、今回のケースは、日本でこの段階に至るには道のりがまだまだ時間がかかりそうです。

 

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2023/5/12【Notice】当社トレーニング受講生様の認証資格合格インタビュー<CIPP/E編>(vol.2)

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本日は以前よりHPでご紹介させていただいている、

当社のトレーニング受講後にCIPP/ E認証資格を合格された方の合格までの経緯等のインタビューをこちらでもご紹介させていただきます。

 

▼合格者様インタビュー▼

1)CIPP/E認証資格取得を目指した理由は?

データガバナンスに関わる業務上、取得しておいた方が業務の理解が進むと思い目指しました。また取得しておくことで今後の自分のキャリア形成においてもひとつ専門性ができると思いました。

 

2)CIPP/Eトレーニングを受講したいとおもった理由は?

これまで法律系のバックグラウンドがなかったので独力には限界があると思い、一度きちんと先生に教わりたいと思いました。

 

3)弊社のトレーニングをどこから知りましたか?

ネットで検索をしました。

 

4)トレーニング受講は認証資格に役立ちましたか?

大いに役立ちました。テキストを読み込んだだけでは、なぜこの観点が必要なのか?ということがわからない為、寺川さんに補足頂くことで理解が進みました。

 

5)トレーニング受講後、認証資格試験までに行った試験対策は?

テキスト(英文)とGDPR全文を何回も読み込みました。あと模擬試験もやりました。

 

6)試験勉強中の疑問点等、どう解決をしましたか?

寺川さんにお尋ねしました(笑)!

 

7)弊社トレーニング受講後にあったら良いと思う試験対策のフォローは何かありますか?

BLUE PRINTや模擬試験などをやると、やはりテキストだけでは網羅できない部分が少しありますので、わからない部分に対するフォローがあったらなと思います。疑問に答えてくれる体制はありがたいです。

 

8)スピード合格までのコツはありますか?(短期集中をして勉強をした等)

1ヶ月~2ヶ月くらい土日以外はやりました。土日は休みとメリハリつけるようにしました。

 

9)英語での試験対策を何かしましたか?(過去問をこなす、専門用語は覚えておく必要がある等)

GDPRなど英語を大量に読む練習はしておくといいかもしれません。

 

10)次に目指す認証資格はありますか?

まだ未定です。

 

11)次回も弊社のトレーニングを受講したいですか?

ぜひ受講したいです。

 

12)弊社トレーニングについての率直なご意見や、認証資格試験の感想をお願いします。

オンライン2日でしたがちょうどよかったと思います。あとは自学自習ですね。

 

U様より

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2023/5/12【Notice】当社トレーニング受講生様の認証資格合格インタビュー<CIPP/E編>(vol.1)

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先日当社CIPP/Eトレーニングを受講された方がCIPP/ E認証資格に合格をされました。

合格までの経緯等インタビューをさせていただきましたので、こちらでご紹介させていただきます。

▼合格者様インタビュー▼

1)CIPP/E認証資格取得を目指した理由は?

最近はEUのみならず、アジア各国でもGDPRをベースとした個人情報保護法が次々と制定されているため、GDPRをよく理解しておくことにより、業務上も役立つと思ったためです。

2)CIPP/Eトレーニングを受講したいとおもった理由は?

通常業務をしながらの試験対策ということで、ノウハウを持った方にサポートいただいたほうが良いと思い、受講することにしました。

3)弊社のトレーニングをどこから知りましたか?

メルマガ・貴社ウェブサイトで知りました。

4)トレーニング受講は認証資格試験に役立ちましたか?

大変役立ちました。

5)トレーニング受講後、認証資格試験までに行った試験対策は?

GDPR条文の素読(2-3回)、問題演習を2回やりました。

6)試験勉強中の疑問点等、どう解決をしましたか?

ネット検索での情報収集のほか、寺川さんに直接質問等させていただき、懇切丁寧に解説いただきました。

7)弊社トレーニング受講後にあったら良いと思う試験対策のフォローは何かありますか?

現在開催されている月1回の定期的なフォローアップは大変有益だと思います。

8)合格までのコツはありますか?(勉強方法など)

問題演習+不明点の解決・条文素読を繰り返すのが良いと思いました。

9)英語での試験対策を何かしましたか?(過去問をこなす必要がある、専門用語は覚えておく必要がある等)

普段、あまり出会わない英語も少なくないと思うので、過去問を通じて慣れておいたほうが良いと思います。

10)CIPP/E認証資格取得によって、業務にはどのように活かせそうですか?

「GDPR分かります」と、客観的な根拠を持って言えるようになるのは、個人情報保護関連業務に関する対外的な信頼獲得に非常に有益だと思います。

11)次に目指す認証資格はありますか?目指している資格も差支えなければ教えてください。

CIPM認証資格

12)11で目指している認証資格が「CIPM認証資格」「CIPT認証資格」の場合、次回も弊社のトレーニングを受講したいですか?

受験を決めたら、是非ともお願いしたいと思っています。

13)弊社トレーニングについての率直なご意見や、認証資格試験の感想等、何かあれば自由にコメントください。

記憶の定着・印象や効率という観点からも、日本語でのトレーニングは非常にありがたかったです。

また、トレーニング後も、寺川さんが時間を取って下さり、非常に懇切丁寧にアドバイス等をして下さったので大変感謝しております。

寺川さんのサポートがなければ、到底合格できなかったと思っており、とても受講料以上の価値があったと個人的に思っております。

ご職業:弁護士 

I 様より

 

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~BIOPCと現代社会~

 

今日は少し観念的な話をしようと思います。

小難しいことを書きますが、お付き合いください。

 

BIOPCという言葉があります。

英語のBlack, Indigenous, and People of Color”(黒人、先住民、有色人種)の略です。

これらの分類に属す人びと(日本人も「有色人種」に含まれます)の多様な文化を尊重しなければならないという考え方です。

 

残念ながら世界は「平等」な場所ではありません。

強い立場にある人も弱い立場にある人もいます。

いい会社に就職したい、いい学校に行きたい、お金持ちになりたい、名家に生まれたといった表現は、強い立場にあることの優位を知るゆえの発想です。

民主主義社会とは、弱い立場にある人であっても同じ権利を享受できることを担保し、不当に虐げられることから保護される社会であり、

王政時代や君主制時代から人類が苦労して獲得した社会システムです。

強い立場や弱い立場が固定されず、流動性を保つためにはあらゆる人が社会に参加し、

民主主義社会の恩恵を享受する機会を保障されるという仕組みの維持が必要です。

 

プライバシー対応や個人データ保護対応をするときに最も重要な観点は、

「その先にある未来は自分たちの子どもたちに残したい世界となるか」という問いかけです。

機械学習技術や人工知能技術の急速な進展により、この問いの重要性は増してきたように感じます。

 

5月1日GoogleのAI開発の最高責任者であったGeoffrey Hinton氏がGoogleを辞職したという報道がありました。

Hinton氏は生成型AIのリスクについて警鐘を鳴らし、AI技術の将来について

“I don’t think they should scale this up more until they have understood whether they can control it,”

(コントロールすることができるかどうかを理解するまでこの技術をスケールアップするべきではないと思う)

と言っています。

AIは私たちが大切にしてきた社会的価値観を破壊する恐れがあると認識しておく必要があります。

 

https://www.nytimes.com/2023/05/01/technology/ai-google-chatbot-engineer-quits-hinton.html

 

機械学習や人工知能は蓄積データをもとにある判断を行います。

蓄積データはすべてのデータを平等に蓄積しているわけでもありませんし、

好ましくないバイアスが含まれると、そのバイアスがより研ぎ澄まされた形で発現する傾向があります。

クレジットカードの信用枠、再犯率の予測プログラム、顔認識プログラムの偽陽性問題等、米国では既にいくつもの事例が報告されています。

被害に遭うのはいつも弱い立場の人々です。バイアスは修正されなければなりません。

 

バイアスを是正するためには、バイアスを特定する必要があります。

自分のバイアスは自分では気づけないものです。

バイアスは、人との触れ合いの中で初めて表出するものなので、複数の異なる背景をもった人々が同じ出来事に触れ、異なる視点から眺める必要があります。

BIOPCの多様な文化を尊重する必要性はここにあります。

「賢い人たちが正しいと考えたことを受け入れなければならない」という考え方は、

あらゆる人の権利と自由を保護し、民主主義社会を維持する上で、最も不適切な態度です。

 

現代社会は、これまで以上に多様性が求められる時代となっています。

人との関わりが重要となり、また人と自分との間の超えてはいけない境界を認識し、尊重する能力が重要となります。

科学技術が進展するにつれ、基礎的な人としてのライフスキルが重要になるというのは興味深い現象です。

こういう時代が、人との関わりを絶つパンデミックと共にやってきたのは不思議な偶然に感じます。

 

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