2023/3/28★寺川貴也が注目する最新news topic★

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★神戸オンラインセーフティのイベントを終えて★

 

3月26日に新中学生を主な対象としたオンラインセーフティのイベントを神戸で開催しました。

今回は神戸の理数学院さんという学習塾の生徒さんに声をかけていただき、小学校2年生から小学校6年生まで7名の子どもたちが集まってくれました。

理数学院はいわゆる学習塾の雰囲気ではなく、勉強部屋のような雰囲気です。

塾長の西川さんは子どもたちを本当に大切にされていて、子どもたちからも慕われています。

卒業生が自分の子どもを連れてくることもあるそうです。

 

今回の会では、これから中学生になる子どもたちが主な対象だったため、オンラインを賢く使うために知っておいてほしい注意点を特に伝えました。

事例は総務省が公開している「上手にネットと付き合おう!安心安全なインターネット利用ガイド」からインターネットトラブル事例集をお借りし、

ここで公開されている動画を見てもらいながら、どうしてトラブルが起きてしまったのかについて考えてもらいました。

総務省の用意しているサイトはとても良いコンテンツがそろっていますので、小学生から高校生のお子さんがいらっしゃる方は一度見ていただければと思います。

 

▼上手にネットと付き合おう!安心安全なインターネット利用ガイド

https://www.soumu.go.jp/use_the_internet_wisely/trouble/

 

最近はオンラインで出会った人に「遊びにおいで」と誘われてそのまま誘拐されることや、極端な場合には殺されてしまうケースが増えているようです。

子どもも大人も、人は顔が見えない相手に対しては本心を話しやすいという傾向があります。

本心を打ち明けた相手には警戒心が緩み、信頼してしまいます。

不安なとき、未来が見えないときには、特に寄り添ってくれる人を求めます。

オンラインで知り合った人に会いに行ってしまうというのは、そんな心理が影響しているようです。

裏を返せば、リアルな世界の交友関係で本心を打ち明けられる相手がいない人が一定数いるということなのでしょう。

心を打ち明けるということには勇気がいります。

子どもたちが勇気を持てるように、大人は支えてあげる必要がるような気がします。

 

子どもたちは中学生、高校生と進むにつれ、自分で決めるよう促される機会が増えます。

総務省のガイドでも、「自分でコントロールしよう」という言葉がたくさん出てきます。

子どもたちも、ふりかえりで「自分でコントロールしないといけないと思いました」と言ってくれる子が何人かいました。

子どもはとても素直で、大人の言うことを一生懸命理解しようとしています。

 

残念ながら自分をコントロールすることほど難しいことはありません。

目標を立てて挫折する、何かを決めてうまくいかないというのは人の宿命ではないかと私は感じます。

「自分でコントロール」できている気分になれるのは「それでも、なお」続けることができるときで、

しかも自信をもって「できている」と思うことはなかなかないというのが私のケースです。

他の人もきっと私と同じだと思います。

だから、大人は子どもにむかって無責任に「自分でコントロールしよう」と言ってはいけない気がします。理数学院の塾長の西川さんは、会の最後に子どもたちにこう言っていました。

「失敗したって大丈夫だから。うまくいかないことがあったって、それで終わりっていうわけではないから。」言い得て妙とはこのことです。

 

今の子どもたちは、本当に難しい時代を生きていると思います。

子どもたちには”Try again, Fail again, Fail better”の精神で生きていってほしいものです。

 

親は最新のオンラインの事情を分からないからうまく子どもを護ることもできません。

子どもは自分で自分を守りながらオンラインを活用することを強要されているのです。

私たちとしても、何か助けになれればと思い、活動をしています。

このメルマガの読者でこの活動に加わりたいという方がいらっしゃったらぜひご連絡ください。

 

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★アメリカのデータ保護法とEpic社の制裁事例★

 

アメリカには包括的なデータ保護法がありません。
その代わり分野別法が整備されています。
行政分野、金融分野、ヘルスケア分野、迷惑メールや迷惑電話、子どものデータ、教育分野とそれぞれに法律が整備されています。
これと並行して州法が整備されているため非常に複雑です。
ドローンやコネクテッド技術といった新たな技術が登場することで従来データ保護をそれほど考慮してこなかった分野でも規制が必要となり、
また、分野ごとでの要求事項に濃淡、重複が見られるため、
包括的なデータ保護法の制定(American Data Privacy and Protection Act, ADPPA)が模索されているというのが現状です。

アメリカのデータ保護で最も活発な役割を担うのはFTC (Federal Trade Commission)です。
FTC法第5条では「不公正または欺瞞的な行為または慣行」(Unfair and deceptive trade practices, UDTP)を違法と定め、
FTC法第6条では「調査の実施および事業者に対して宣誓による調査報告書の提出を要求する権限」をFTCに提供しています。
FTCは子どものオンラインプライバシー法(COPPA)、迷惑メールや迷惑電話を規制する法律(CAN-SPAM法)、
電子健康データに関する法律(HITECH)に対して特に監督を行っています。

今週3月14日、FTCが人気ゲームのFortniteを運営するEpic Gameに対してあわせて5億2千万ドルの罰金を課すことが正式に決まりました。
そのうち2億7500万ドルは行政上の罰金、2億4500万ドルは消費者への返金命令となっています。

Epic Gameはダークパターンを利用してプレイヤーを騙して意図しない購入をさせ、
親の関与なしに子どもに権限のない課金をさせたとして告発を受けていました。
ダークパターンとは消費者にゲーム内購入等、事業者の利益となる行為をより容易に行わせるためのデザイントリックをさします。
Epic Game社はティーンエイジャーのユーザーがいることを認識しながら保護者の同意を必要とせず、子どもがゲーム中に簡単に購入できるようにし、
クレジットカード会社に異議を申し立てた顧客のアカウントをロックしていたといいます。
現在Epic Game社はこれら是正を命じられたビジネス慣行を改善する取り組みを行っていますが、
FTCは全既存ユーザーについて「中立的な年齢ゲート(neutral age gate)を通過するまで、子どもとして扱う」よう求めているようです。
Epic Game社は長年の違反の代償として多大なコンプライアンス対応作業を要求されているのです。

ティーンエイジャーのプライバシー保護に関するアクションは、長い間FTCの課題でした。
実際、FTCは10年以上に「急速な変化の時代における消費者のプライバシーの保護」 (Protecting Consumer Privacy in an Era of Rapid Change)という報告書を出し、
「13歳から17歳の10代に対する保護の強化」を求める消費者擁護団体等から要望を指摘しこの層に対する保護が特に脆弱であることを強調しています。
法律としてのCOPPAの適用範囲は12歳までですが、FTCのFAQでは10代のプライバシーに関するベストプラクティスも示されています。

子どものオンラインプライバシーに対する規制は厳しさを増しています。
これは米国のみならず、グローバルな動向です。
オンラインアプリ、特にゲームアプリを開発される時には細心の注意を払ってください。

▼参考記事
Takeaways from Epic Games settlement: Teen privacy arrives at the FTC
https://iapp.org/news/a/takeaways-from-epic-games-settlement-teen-privacy-arrives-at-the-ftc/

 

 

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★WBCと「プロ」について★

 

世界のプロ選手が技を競う野球のワールドカップであるWBCが始まりました。

普段はあまりテレビを見ない私も、WBCは中継を楽しんでいます。

大谷選手やダルビッシュ選手をリアルタイムで見ることができるのも嬉しいですし、

トップレベルの選手がギリギリの攻防を繰り広げる一挙守一投足が目を奪います。

野球少年だったころを思い出し、わくわくした気持ちを味わっています。

 

私が子供のころはアメリカの選手が助っ人として球団に招聘され大活躍するという印象がありました。

アメリカ人選手は日本選手よりも「すごい」という印象があり、

ファミコンのゲームでも外国人選手のバットに少しボールが当たるだけでホームラン級の当たりになっていました。

だから、野茂選手が大リーグに挑戦したときにはタブーを犯したような驚きさえ感じたことを覚えています。

野茂選手が先鞭をつけ、松井選手、イチロー選手が大活躍をし、

日本人選手が大リーグで活躍することが可能だということが示された現在、時代は様変わりした感があります。

一流といわれる選手たちが国を問わず技を競う姿は爽快です。

 

プロの選手は結果が全てです。

まず試合に出なければなりませんし、試合に出たら良い成績を残さなければなりません。

非常に厳しい世界で生きていると思います。

試合を見るとそのためにどれくらいの練習を積み重ねてきたのか、どれだけの準備をしてきたのか、いつも考えさせられます。

イチロー選手は現役時代毎日同じルーティンをこなしていたといいます。

その積み重ねがイチロー選手をイチロー選手たらしめているとも言っていました。

イチロー選手のインタビューを聞いていると日々の積み重ねの大切さを認識させられます。

 

私たちプライバシーの専門家も、プライバシーについて「プロ」として仕事をさせていただいています。

プロとしての矜持についてはスポーツ選手から学ばされることが多くあります。

基本の大切さ、当たり前のことを丁寧に行う大切さ、技を深めることの面白さ、チームプレーの大切さ、

真剣な仲間のよさ、雑なプレーは手痛い失敗につながること、トレーニングしすぎや休みを取らないことは怪我につながること等、

どれも別段珍しいことではないのですが、つい忘れがちとなります。

 

プロスポーツの選手は楽しそうに試合に出て練習をしています。

私は、仕事も同じだと感じています。

真剣に、真摯に仕事をしていると、仕事は楽しいものです。

プライバシーの仕事は特に、デジタル化する社会に直接かかわることができる仕事として、誇りを持てる仕事だと思います。

まだまだプロは少ないですし、これから育成する必要のある分野ですがよい「選手」を育みたいものです。

 

 

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★3つの重要アップデートのお知らせ★

 

少しずつ空気に春の雰囲気を感じるようになってきました。
今年の大阪の桜の開花予測は3月22日、満開の予測は3月末ということです。
3月末にDCに向けて日本を出る予定だったので桜を逃してしまうのではないかと心配していましたが、今年も桜を見ることができそうです。

DCではIAPPのSummitでパネリストとして登壇させていただく他、
CAIDPのAIDVという報告書2023年版発発行記念のイベントでラウンドテーブルに加えていただくことになっています。

今年は海外でお話をさせていただく機会が多く、
5月にはフィリピンの首都マニラでプライバシーのイベントがあり、そちらで一コマお話しする時間をいただいています。
7月にはIAPPがシンガポールで開催する国際会議でプライバシーマネジメントツールについて、パネリストとして話す機会をいただいています。

当社には今アメリカのロースクールからインターンの方が来てくれていますし、6月にはアメリカの大学に留学している学生がインターンをすることにもなっています。
以前から国際的な会社にしたいと思っていたので、最近の出来事は私個人にとってもうれしいものです。
一緒にお仕事をしてくれるプライバシーの専門家やその他の専門家も随時募集していますので、
ご関心がある方、お知り合いの方で興味がありそうな方がいらっしゃいましたら、ぜひ声をかけていただければと思います。

さて、この一週間は大切なアップデートが3つ続きました。

▼1
中国のSCCsが公表されました。2023年6月1日に発効します。
https://mp.weixin.qq.com/s/5T7pCReDif6tzCd56m3zKA

IAPPのページでBarbara Liさんがわかりやすい解説を書いているのでぜひ一読してください。
中国のデータ保護法はよく考えて作られています。
当局がリスクの程度を規定するという意味では日本の個人情報保護法とも似たアプローチになっていますね。
https://iapp.org/news/a/a-look-at-whats-in-chinas-new-sccs/

▼2
次に大切なのがEDPBの出したガイドラインである
”Guidelines 05/2021 on the Interplay between the application of Article 3 and the provisions on international transfers as per Chapter V of the GDPR”です。
GDPRにおいて越境移転とは何を意味するのかを明確化してくれるガイダンスです。
GDPRのみならず他の法域への対応でも応用できると思いますので目を通しておきたいところです。
https://edpb.europa.eu/our-work-tools/our-documents/guidelines/guidelines-052021-interplay-between-application-article-3_en

▼3
3つ目は欧州と米国間のデータ流通を促進するためのルールであるDPFに、十分性認定を提供するかについてのEDPBとしての意見です。
EDPBはDPFで導入された改善点を歓迎し、大統領令14086がすべての米国政府機関で実施された時に十分性の決定を行うよう念を押しています。
https://edpb.europa.eu/our-work-tools/our-documents/opinion-art-70/opinion-52023-european-commission-draft-implementing_en

この時期に越境移転に関連するガイダンス等で進展が見られたのは、今年5月に開催されるG7をにらんでのことかもしれません。
中国のSCCsへの対応やセキュリティ評価のお手伝いもしていますので、ご要望の方は合わせてお声がけください。

 

 

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