【制裁金事例】ポルトガルのDPAが病院に40万ユーロの支払い命令

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GDPR の処分事例が少しずつ出てきています。処分事例をモニタすることで、欧州のデータ保護当局の考え方について分析が可能となりますので継続的にフォローすることが大切です。

今日紹介するのはポルトガルの制裁金事例です。(2018年11月14日)

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【技術的安全保護策の欠如】GDPR 制裁事例

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GDPR の処分事例が少しずつ出てきています。処分事例をモニタすることで、欧州のデータ保護当局の考え方について分析が可能となりますので継続的にフォローすることが大切です。

今回の事例はオランダ発の事例です。

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ますます遠のくePrivacy Regulation

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ePrivacy Regulationはいつになったら定まるのですか?

プライバシーの専門家は一度ならずこんな質問を受けているはずです。当初は2018年5月25日にGDPRと同時施行といわれていたのが2018年中となり、2019年となり、2020年中ではないかというのが最近の見方のもっとも有力なものでした。

驚くことなかれ・・・

これが更に遅れる可能性がでてきました。

欧州連合理事会の議長国が出したドラフトにドイツが難色を示しているとの報告がされています。これによって三読会の開始が更に遅れることになりそうです。2020年後半から、悪くすると2021年までかかるかもしれません。

Regulatory Sandboxという試み

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ICOの行っているRegulatory Sandboxについての意見公募が締め切られ寄せられた意見がまとめられました

Regulatory Sandboxとは、ある一定水準の安全保護策を備えた企業に対して、イノベーティブな個人データの使用を許可するという考え方です。

私はかねてから非常に興味深いアプローチとして注目していたのですが、データ保護当局が実際に意見公募をしているのはおそらくICOが初めてではないかと思います。

データ保護は時にイノベーションに対立します。この対立を緩和するひとつの方策がRegulatory Sandboxです。AIやIoTの発展を助長するひとつの手段として積極的に取り入れてもらいたいものです。

ICOの検討はまだファースト・ステージの段階であり、technology strategy 2018-2021 の議論の中で更に醸成されていくこととなるでしょう。注目が必要です。

【データ侵害の意外な経路】カナダの例

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カナダでの事故ですが、データ侵害について意外な経路が原因となった事例が昨日報告されました。

ある会社の従業員(女性)がジムで盗難の被害にあいました。盗難されたのは、女性の家の鍵と財布です。泥棒は財布の中にあった情報から女性の家を突き止め、鍵をつかって女性の家に侵入し、かばんを盗みます。

このかばんにはその会社の顧客情報と会社から貸与されていた機材が入っていました。盗難にあった情報には住宅ローンの更新に関する情報が含まれており、誤用されるとIDの盗難、詐欺、信用記録へのネガティブな記録を残す等重大な損害を生じる可能性があります。

重大な影響をもたらすような sensitive data の持ち運び方法については細心の注意が必要と考えさせられる事象です。

記事を少しずつ会員制サイトに移していきます

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こちらの記事も少しずつ会員制サイトに移していきます。会員制サイトではGDPRの最新動向もリアルタイムで随時アップしてまいりますので、登録の上ぜひご活用ください。

先日アメリカの FTC のCommissionerである Rohit Chopraのインタビューを聞きました。アメリカにおいてもデータ・プライバシーについて規制がうまれつつある様子が伝わってきます。デジタル・エコノミー化する中で、私たちが享受しているオンライン・サービスが本当は無料ではないことに注意をしなければなりません。私たちは知らないうちに大きな代償を払っているかもしれません。

話は少しそれますが、今、欧州を発端にプラスチック容器の規制が急速に広まりつつあります。日本の新聞でもプラスチックのストローが廃止されたという話題が取り上げられているのでご存知の方も多いでしょう。

プラスチック容器は軽く、安価に製造できるため急速に広まりましたが、今、その負の側面が無視できなくなり規制という局面に向かっていると整理できます。

規制が生まれるときは、多くの場合、負の側面が無視できなくなるときなのです。

データ・プライバシーについても同じような状況にあると理解するのが良いかもしれません。私たちにはこれからの社会をどうしていきたいのか、考え、行動する責任があります。

私たちはどのような社会に生きたいのか、どのような社会を後世に残したいのか決めることができる世代です。