2024/8/6<テクニカ・ゼン>CEO寺川貴也が注目するNEWS TOPIC

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~オリンピック~

 

まさに芸術の都パリ、というべき開会式と共にパリオリンピックが始まりました。

無観客で行われた東京五輪から観客のいる五輪に戻り、観客が選手の名プレーに歓声をあげ、熱気が高まっています。

その道を極めた一流の選手たちが試合に挑む姿には心を動かされます。

有名無名にかかわらず、どの選手のゲームも見ごたえのある戦いです。

 

スポーツのゲームを見ていると、試合は過程こそが醍醐味だと感じます。

結果速報や試合のダイジェストだけではわからないものが多くあると感じます。

例えば、今回の女子サッカー予選のブラジル戦がいい例です。1-0でリードを許し、

アディッショナルタイムに入ってから試合がひっくり返るというドラマは1-2というスコアだけでは知る由もないでしょう。

ニュースやSNSではメダルの数が取りざたされますが、メダルは結果でしかなく、本当の価値はその過程にあるはずです。

 

メダルが重要ではないと言っているのではありません。

メダルは決定的な役割を果たしています。競技をさらなる高みに引き上げた優れた選手を讃えることで、メダルは競技の可能性を広げています。

優れた努力を行った選手は特に表彰されるべきです。オリンピアになった時点で、選手はその道を究めています。

その中で突出した選手は純粋に敬意を示すに値する存在であり、目標となる存在です。

より高みを目指したいという人の持つ欲求が、競技の質とレベルを底上げします。

「みんな等しく素晴らしい」という陳腐な価値観は、メダルという形で明確に否定されています。

 

メルマガなので、以下言わずもがなのことを書きます。

スポーツの世界も仕事の世界も変わらない、ということです。

 

ガバナンスの仕事は社内に文化を創る仕事です。

ルールを決め、試し、機能しない場合は修正します。

ガバナンス不全で会社に大きな損害をもたらすこともしばしばあります。

試合に大敗するようなものです。仕事の場合は会社の存続している間が試合となるため、スポーツよりスパンを長く見なければなりません。

ガバナンス不全が蔓延しても、アディッショナルタイムで試合がひっくり返ることがあるように、健全なガバナンスの状態へ導くことは可能です。

ガバナンスに携わる人が技を磨き、創意と工夫をこらし、最後まであきらめずに力を出し続けること、

ガバナンスを実現するという「勝利」に執念を抱くことができれば、どんなガバナンス不全からも回復する可能性はあります。

 

スポーツのゲームでは勝負が一瞬で決まることも珍しくありません。

ガバナンス不全も、「できる」と思った瞬間あっというまに発現してしまいます。

雑な仕事をすると雑な結果しか生まれません。過程が大事だからです。

ガバナンスに携わる者たち、とりわけリーダー格の人たちのコミットメントが高く求められます。

仕事の場合、ゲーム終了のホイッスルがいつなるかわからない分、さらに難しいゲームに挑まなければなりません。

 

オリンピックのゲームを見ていると、心が鼓舞されます。真剣に挑む選手の姿がそうさせるのだと思います。

仕事でも、真剣に取り組む人がいれば、周りのスタッフは鼓舞されることでしょう。

もしそうではないスタッフが周りにいるのであれば、そのチームは機能していないので修正するときです。

 

ガバナンスの仕事は、とてもむつかしい仕事だと思います。

オリンピアの選手のように、常にベストを目指して挑み続けていただければと思います。

当社は、そういったプロフェッショナルのサポートをする会社でありたいと思っています。

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