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~若手に贈る言葉~
3月ももう終わりを迎えます。4月からは企業に新入社員が入ってきます。
最近は新卒採用の給与が30万円を超えるところもあるようで、私が新入社員だった20年前と比べると好待遇が目立ちます。人材不足を背景としたことでしょう。
その一方で、給与分の価値のある仕事がアウトプットできないことでふるいにかけられる若手が増えるのではないかと心配しています。
報酬とはあくまで行った仕事に対する対価であり、企業は対価にみあったアウトプットを出すことができないスタッフを抱え続けることはできないはずです。
一見幸運にみえる賃上げは、若手にとっては厳しい未来の前兆かもしれません。
私の世代よりも上でしたら森毅さんという数学者を知っている人も多いと思います。
京大の名物教授だった方で、人と少し違ったものの見方を提供してくれる人気のエッセイストでもありました。
久しぶりに彼の書き物を読み返していると、「未来なんて見通すことはできない」と書いていました。
若い人が、先を見通して「良い仕事」につきたいと願っていることについて、10年たったら世の中はがらりと変わるのだから、そんなことは徒労だとさらりと書いていました。
終身雇用制が崩れ、主要産業もわずか数年でがらりと変わる今の時代に、「将来にわたって安心」な就職を望むことなんて望むべくもないでしょう。
その一方で、私たちは、変化したら変化したなりに生きていくしたたかさも持ち合わせています。
だとすれば、そう大上段に構えることなく、自分に合った仕事を見つけることができれば、若手にとっては幸運なのだと思います。
今の若手は、「キャリア」形成を考えながら仕事をするそうです。大変で、窮屈な時代ですね。
私は会社員時代、「キャリア」形成という言葉を聞いて、思いつくままに職を転々とした自分を反省したことがあります。
雇ってくれたところに飛び込んでできる仕事をしていた側面もあったので、そこにストーリーを後付けでつけることに苦労したのです。
理屈と膏薬はどこにでもつくというのは本当で、なんとなくそれらしい説明をして面接官に「なるほど」と言わせていました。
キャリアについても、森毅さんのいうように、「先のことなんてわからない」というのが本当だと思います。
今はプログラミングの技術が評価されているようですが、10年後同じことが評価されることは絶対にないと思います。
今「役に立つ」と言われているスキルなんて、せいぜい会食の話題に上る程度となるでしょう。時代は変わるのです。
仕事ってなんだろう、と考えると、結局はやる羽目になったことを一生懸命やったかどうかの結果かな、感じます。
与えられた仕事を商品となるレベルまで磨き上げられるかで、仕事の価値が生まれます。
「がんばった」とか、「こんなに時間を使った」とかいろいろいっても、出来上がったものが相手の望むものでなければ、仕事には価値はありません。結果がすべてなのです。
若いうちは、よい「結果」にこだわり、そのために汗をかくことがいいのだと思います。
「結果」を洗練させるのは、残念ながら優しい言葉ではなく、「鍛錬」ともいうべき努力です。
自分に甘くなりがちなのが人の常なので、厳しい指導者がいてほしいものです。
時代に逆行することを書きますが、不条理で人としていかがなものかと思うような上司や環境ほど、その人の成長にはプラスになっています。
この意味でも、今の若手は厳しい時代に生きています。
大企業や社会通念が「厳しさ」を排除しているため、自分を磨く機会が減ってしまうからです。
本当に「キャリア」を求めるのであれば、若手は当社のような小さな会社でもまれるのが良いと思います。
当社はブラック企業ではありませんが、売り上げと仕事の距離が近ければ、必然的に仕事へのプレッシャーがかかります。
私は自分で始めた会社ということもあり、それが当然なので大変とは思わないものの、社員として仕事をすると大変だろうなといつも感じます。
その代わり、成長するスピードはとても速いものがあります。
そういうチャレンジ精神をもった若い人がいま、どれくらいいるのかは正直わかりません。
当社にできることは、そういう機会のある会社もここにあるんだと声をあげておくことくらいです。
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