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~プライバシーバイデザイン~
昨年から今年にかけて、マーケティング活動や社内データ活用に関する取り組みが、
実装直前に法務からのチェックが入り止まるというケースを目にする機会が増えてきました。
法務部門の方がデータ利活用のリスクを評価することも増えているのではないかと思います。
こういった事例が生じるということは、日本企業のデータへの関心も高まっているということなので良いことだと思います。
私たちの下へは、そのような状況が生じた中で、どうにか前に進める方法を考えたいというご相談もあります。
そういった際には、データ処理契約の締結やプライバシーノーティスの改訂といった作業が発生する他、
一部のデータを利用対象から外すといったことを検討しなければなりません。
こういった手戻りは、ビジネスにとっても好ましくありません。
プライバシーバイデザインは、事業者の立場からも重要な概念です。
これは製品設計において、コンセプト段階で故障モードを特定するのと同様に、
ビジネス設計において、コンセプト段階でプライバシーに関する問題が潜んでいないかを確認する作業を行うものです。
セキュリティバイデザインという言葉もあるため、情報システム系の方にも馴染みのある概念ではないかと思います。
プライバシーバイデザインを行うメリットは、ビジネスの後戻りを防ぐことができることだけでなく、組織の信頼を向上することができることにあります。
データの時代にあっては、データをフェアに利用することが最も重要な姿勢となります。
データプライバシーの基本は、個人の権利と利益、自由を保護することにあります。
個人が大切にされていると感じれば、その組織に対する好感度が向上することは自然な流れです。
プライバシーバイデザインは、プロセスを通じた活動です。
従ってプライバシーガバナンス、あるいはプライバシーマネジメントを組織の中で運用しなければ、スムーズに行うことができません。
プライバシー対応に「流れ」をもたらすのがプライバシーガバナンスであり、プライバシーマネジメントだからです。
私は以前、プライバシーソフトはまだ導入する必要はないかもしれないと思っていましたが、
この数か月はプライバシーソフトがないと、特に大手企業と呼ばれる企業の方はプライバシーマネジメントが困難ではないかと思うようになってきました。
それくらい、プライバシーに関する考察が一般的になってきたということなのだと思います。
プライバシーソフトは、プライバシー対応に「流れ」をもたらすものでなければなりません。
一部分をシステムに置き換えるだけだと、結局細分化されて食い違いが生じるからです。
ソフトを利用するのであれば、「流れ」を意識して利用するのが良いでしょう。
AIガバナンスにおいても、「流れ」を意識して管理するという意味では同じです。
今はガバナンスが本当に大切な時代だと思います。
換言すれば、データを扱う時代の組織運営の在り方を探る時なのだと思います。
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