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~日本のAIガバナンス~
IAPPのトレーニングでまた新たな合格者が生まれました。
皆さん、忙しい中時間をとって勉強をされているのをみると頭が下がる思いです。
当社では引き続き、プライバシーの資格取得を目指す方々のご支援を続けてまいりますので、
IAPPの資格を検討されている方はぜひ受講をご検討ください。
先日米国のバイデン大統領が署名したAIに関する大統領令では、
アメリカのプライバシーに関連する連邦法制定を促す項目も含まれていました。
それにあわせて当社でもCIPP/USトレーニング提供の準備を進めています。
こちらもご期待ください。
秋になり、日本の公的機関や準公的機関によるイベントが増える時期となりました。
AIの分野でもいくつかイベントがあり、私も時間を見つけて内容を確認するようにしています。
先日は東京大学のAI監査についてのウェビナーを拝聴しました。
私が受講しているForHumanityのトレーニングとの比較もできて、非常に面白い時間となりました。
簡単な印象レベルの話をすると、ForHumanityはグローバルな監査の仕組みを模索しているのに対し、
東京大学の発表は国内にフォーカスしているため小さくまとまってしまっている感がありました。
国内に限定したAIシステムというのは市場もシュリンクすることを考えると、
ビジネスとしての高揚感も限定的な気がします。
現在のようにまだ基準がない段階であってもAI監査に対する期待値は高いようです。
そんな時にどこでAI監査を受けるかは戦略的な決定になると思います。
私としては、グローバルな視点で監査を受けておく方がガラパゴス化を避けられるように感じます。
AIガバナンスの議論を聞いていると必ず指摘されるのが、監査する側の育成の重要性です。
従来のシステム監査や会計監査の基礎をもとに、AIシステムへの理解が必要となり、必要とされるスキルセットが広範に及ぶからです。
東京大学のウェビナーではチームでの実施が求められると繰り返し指摘されていました。
チームで実施する場合には、チーム内での認識あわせから実施する必要があるため、その難しさもあります。
チームビルディングがより重要となります。
これは、独立性の中で仕事をしてきた監査人の苦手な分野かもしれません。
ボトルネックとは案外、専門性の外にあるものです。
東京大学のウェビナーに登壇していたのは大手監査法人の方々だったのですが、
監査=大手監査法人という前提があるような印象もあります。
これ自体がバイアスである可能性もあるため、それを無批判に受け入れるべきかというのも重要な視点だと思います。
概して日本の政策に関する議論は固定された専門家が入れ代わり立ち代わり登壇するということが行われているため、
それによるメリットとデメリットの評価はメディアを含めた第三者に期待したいところです。
日本のAIガバナンスについての議論は、グローバルな視点からみると先端をいっていることは間違いありません。
研究者の方々も優秀な方が多くいらっしゃるので、その功もあって日本の高い評価を受けていると思います。
制度が決まっていない現在に在っては、日本の研究者の方々の検討結果を精読しつつ、
グローバルなトレンドを自分の視座で解釈するというのが効果的なアプローチに感じます。
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