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~CIPT training~
6月に久しぶりにCIPTトレーニングを開催します。
CIPTトレーニングは、プライバシーに関係するテクノロジーの側面に焦点を当てたトレーニングで、
PETsやプライバシーマネジメント上重要なセキュリティ管理策について学ぶことができるトレーニングです。
日本政府がOECDと共に進めるDFFTにおいてもPETsを有効に活用してデータの流通を高めることが目論まれている等、
今後のグローバルなデータ活用において理解しておくべき事柄を学んでいただきます。
6月のコースはまだ申し込みが間に合いますので、是非ご検討ください。
OECDはDFFTについての特設ページを設けています。
( https://www.oecd.org/digital/data-free-flow-with-trust/ ) OECDでは今、
日本政府が主導してDFFTの実現に向けたマルチステークホルダのコミュニティを形成しています。
PETsは、国をまたいだ決済 (Cross-border payments)、データルールに関する法的透明性の強化 (Enhancing legal transparency around data rules)と並んで、
初期プロジェクトのトピックとして取り上げられています。
( https://www.oecd.org/digital/data-free-flow-with-trust/privacy-enhancing-technologies/ )
PETsがDFFTで注目されるのは、PETsが「データの機密性とプライバシーを保護しながら、情報の収集、分析、共有を可能」とする技術だからです。
個人データを非個人データとするわけではないため、依然としてデータ保護法は適用されるものの、
データ保護を行いつつデータ活用を実現するための有効な手段として認識されてきました。
OECDのプロジェクトは、PETsを有効なデータ保護の手段としてデータ越境移転の適法化措置の一つに加えられないかを検討するものと言っても良いでしょう。
CIPTトレーニングではプライバシーバイデザインについても詳細に学びます。
最近はプライバシーバイデザインが「当然」の前提となりつつあるようにも感じます。
新たなアプリを市場に導入する際、またはアプリのUIを開発する際、PIAを実施していないグローバル企業はもはや少数派と言って良いでしょう。
私は国外の方と一緒に仕事をさせていただく機会が多くありますが、特に欧米の方を中心にPIAをかなりしっかりやっている印象があります。
欧米の市場に製品サービスを出している場合は、もう一度プライバシーとは何か、
プライバシーバイデザインでは何をすべきなのかを学び直すのも良いように感じます。
EU AI法が出て明らかになったように、データガバナンスはテクノロジーとの関連で議論されるようになりました。
「法務」、「エンジア」という二分法は今後ますます通用しにくくなります。
データを活用する限り、法務とテクノロジー双方について基礎知識が求められる時代となったということです。
テクノロジーといっても、コーディングやアーキテクチャを学ぶ必要はなく、その基礎となる論理的な構造を知ることが重要です。
CIPTはプライバシーの専門家が作ったコースなので、非技術者の方にとってテクノロジーの基本を学ぶ際の壁が他のコースと比べて低いかもしれません。
データの世界により深く関わるための導入という感覚で学んでみるのも良いでしょう。
▼CIPTトレーニング詳細はこちら
https://technica-zen.com/cipt/
▼こちらのCIPTトレーニング開催決定
2024/6/20(木)-21(金)
9:00-16:00
申込締切:2024年6月10日(月)
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