【報告】trustarcは7000万ドルOne trustは2億ドルを調達

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プライバシー界は二日連続で続いたICOの巨額制裁金のニュースで騒然としました。「必要最小限」の対応から「普通」の対応に切り替える企業も増えてくるのではないでしょうか。

データ・プライバシーとはオンゴーイングのプロセスなので、ガバナンスの領域です。大切なのはプライバシー・プログラムの構築で、欧米ではこのことに気付き始めた企業も増えています。実際、6月に私が参加した IAPP のLeadership Retreatでは3割ほどが弁護士ではないprivacy professionalとなっていました。

プライバシー・プログラムは当社でもNymityのフレームワークを紹介していますが、プライバシー・マネジメント・ソフトウェアが数多くあります。

Nymity、OneTrust、TrustArcはその中でも御三家といって良いでしょう。ソフトの機能はどの会社も良く似ているので、どこが気に入るかだと思います。

当社は最初にいろんな支援をしてもらったのがNymityだったことからNymityのソフトを元にビジネス展開をしていますが、クッキーツールはOneTrustさんのものも使用しています。

これは余談ですが、先日のPrivacy RetreatにはOneTrustのCEOであるKabirも来ていました。(日本に来たら手伝うよと軽く声をかけていた相手がCEOだったので、ずいぶん雑なセールスをしてしまったと反省しました)その縁でOneTrustさんとも太いパイプができましたので(苦笑)、今後ご紹介する機会も増えるかもしれません。

そのKabirから届いた報告が、なんと2億ドルもの出資を獲得したというニュースです。privay産業にユニコーンが誕生しました。10日前ほど一緒にワインを飲んで寿司屋がどうだ、日本の観光名所はどこだ、スキーはどこがいいといった話で盛り上がっていた相手が、と思うとプライバシー業界というのは、ドット・コム時代の黎明期のような雰囲気なのかもしれませんね。

とにかく、すばらしい話です。ビジネスは資金がなければ大きな動きができません。OneTrustはこれでリーディング・カンパニーへと大きな一歩を踏み出した(出資前から既にリーディング・カンパニーのポジションを占めつつありましたが)といって良いでしょう。

もう一つの会社がTrustArcさんです。TrustArcさんはTRUSTe認証でも知られていますね。OneTrustのニュースの前日に、こちらは7000万ドルの出資を得たというニュースが飛び込んできました。TrustArcさんの目指すところは私が思い描いているコースに符合しているので、こちらも応援したいところです。TrustArcさんとは当社はそれほど深いお付き合いはしていませんが、コネクションはまだ残しています。

そして、

次回の25日のセミナーでは、OneTrustさんとNymityのソフトの資料をご提供できそうです。会場の都合で当日のデモは難しいのですが、それでもご希望の方にはデモも無償で提供しています。(別途日程調整必要)

日本の企業はまだまだ日本国内にばかり目が行って、海外展開していてもグローバル・スタンダードからみると少しずれた動きが多いですね。支援を必要とする方も支援をする方も英語ができないことが特に苦しいです。(英語ができるというのは、英語で情報を取り、さまざまな専門家と意見を交換し、意見を公表していくという意味です)欧米はフラットな関係がベースなので、先生といってふんぞり返っていたらもらえる情報ももらえなくなります。時代は急速に変化しているので、ぜひ、あらたな産業にも触れていただければと思っています。

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